【イベント告知】出張 EATLAB「ひとつぶ柿の葉ずしをつくろう!」
自分の出身地域に、郷土料理があるとして、今、自分でつくることができる方ってどのくらいいるでしょう。
「あ〜、あれね、昔母がよくつくってたわ。」
「おばあちゃんは今もよくつくってくれるけど、わたしは…」
様々な伝統的な食文化が暮らしの中に残る石川県でも若い世代の中では状況は同じです。
EATLAB では、今、元気なシニアの方々によってギリギリこのエリアの暮らしの中に残っている伝統料理を学び、レシピ化していく作業を行なっています。その活動の中で一番最初にみんなで学んだのが加賀エリアでお祭りやお祝い事のときに作られてきた「柿の葉ずし」です。
そして今回、いつもは小松でやっているEATLABのワークショップを、東京に出張し、11月9日(土)に行われる「いしかわUIターン大相談会」の中でこの「柿の葉ずし」をEATLABなりの解釈で現代に提案する「ひとつぶ柿の葉ずしをつくろう!」というワークショップとして開催することになりました!
“ひとつぶ柿の葉ずし”の成り立ち
伝統的な料理や食文化が未来へと残るためには、小さいお子さんがいるような若い世代の実践者が増えることが必要なのかもしれない。
ただ昔のライフスタイルの中で生まれた昔ながらのやり方をそのまま守るのではなく、最近の暮らしの中でも実践できるようなアイディアがあれば取り入れながらアップデートさせたい。
そう思って今年の6月から EATLAB ではじめたのが、この地域の食卓周りの様々なワークショップを展開していくワークショップレーベル「おいしい学校」です。
はじめてのおいしい学校のワークショップでは「柿の葉ずし」を学びました。先生には南加賀エリアで何十年と柿の葉ずしをつくってきた地域のお母さん(御歳85歳!)に来ていただきながら、まずは昔ながらのやり方を学んでみました。
すると…
まず、レシピが「お米 一升」から始まるのです!
昔は家族もたくさんいて、お祭りのときなんかはさらにたくさんつくるのが当たり前だったのかもしれませんが、今は炊飯器だって一升炊きがある家庭も珍しいくらいですよね。
レシピが一升なら、柿の葉ずし用の寿司桶も一升用なので、単純にレシピを減らせば同じようにできるかというとそうではありません。押し寿司用なので量と大きさの関係性が綺麗に仕上がるのに大切なのです。
そこで、
昔のレシピに学びながらも、もっと手軽に、子どもの誕生日なんかに子どもと一緒につくることができるような道具があったらいいのに…。
そんな会話からはじまったのが私たちの食卓づくりにフィットする押し寿司用の寿司桶づくり。
開発期間4ヶ月。サイズや素材を検討しながら、極限まで手軽さを考えたミニマムな寿司桶ができました!
もう皆さんお気づきですよね?
そう、日本酒の一合升が柿の葉ずしひとつのサイズにぴったりだったのです!!
そこにEATLABのロゴをほどこし、寿司桶のように押し板もつくりました。
これで、ちょっとしたご飯の量があれば、たった1つの柿の葉ずしがつくれます。
自分でつくるとなお美味しい、そんな経験が誰しも子どものころにあるのではないでしょうか。
「ひとつぶ柿の葉ずしをつくろう!」のワークショップでは、そんな体験を皆さんにしていただけます。
このワークショップが開催される「いしかわUIターン大相談会」は、地方移住について興味のある人や石川での暮らしに興味のある方どなたでも気軽にご参加いただける無料のイベントです(もちろんワークショップも無料)。
当日は石川食材を使ったランチ座談会や、EATLAB広報の瀬尾裕樹子を含めすでに石川県に移住した3名が登壇するトークセッション「いしかわでジブンスタイルの暮らし方」なども開催されます。
石川の食文化に触れながら自分でつくる楽しみを感じ、伝統料理のアップデートについてもともに考えてみませんか?
皆さんのお越しを心よりお待ちしています。
【イベント概要】
『出張EATLAB!ひとつぶ柿の葉ずしをつくろう@いしかわUIターン大相談会』
・日時:2019年11月9日(土)
いしかわUIターン大相談会 11:00-17:00
ひとつぶ柿の葉ずしワークショップ 12:40-13:20
・場所:TRAVEL HUB MIX キッチンスペース
東京都千代田区大手町2-6-2日本ビルヂング1階
※最寄駅
JR 東京駅日本橋口前正面
東京メトロ 大手町駅 B8a出口
東京メトロ 日本橋駅 A1出口
東京メトロ 三越前駅 B2出口
・参加費:無料
・定員:10名
・お申し込み:https://bit.ly/2r1q2dx
・イベント公式Hp:https://ishikawa-note.jp/event/297
※イベントは11時から17時まで開催していますが、ワークショップは12:40-13:20の間に行います。飛び込みでもご参加いただけますが、無料のため混み合うことが予想されるのでチケットリンクから事前にお申し込みURLよりお申し込みいただけるとスムーズです。